2020年10月21日 16:43

若年層向けの就職支援事業を展開するジェイックは、求職者の20代・30代の求職者を対象とした、特別定額給付金の使い道に関するアンケート結果を発表した。同社サービスに登録した求職者に、特別定額給付金の使い道を聞いたところ、「生活費に使った」と答えた割合が64.6%と最も高い結果となった。2位以下は「貯蓄」25.2%、「娯楽費」10.2%と続いており、多くの人が生活費に使っていることがわかった。
厚生労働省によると、2月以降、10月2日までに新型コロナウイルス感染拡大に関連する解雇や雇い止めにあった人は、約6万3千人と発表されている。また、総務省が10月2日に発表した労働力調査によれば、8月の完全失業率(季節調整値)は3.0%であり、7月の2.9%よりも悪化している。
同社が9月から10月にかけて行った、今年アルバイト・パートで就業していた人を対象としたアンケートでも、「解雇、雇い止めにあった」8.8%、「シフトが減った」37.0%、「シフトが増えた」4.0%、「特に変わらない」50.2%という結果が出ており、「解雇、雇い止めにあった」と「シフトが減った」を合わせると約半数(45.8%)に上るという、現在の厳しい状況を反映した内容となった。
なお、同社はコロナの影響で解雇や雇い止めにあった人の力になれたらと、「コロナ解雇/雇い止め119番」という形で相談窓口を設置。電話やWeb面談で就職相談の受付を行い、一人ひとりの就職希望や状況に合わせた就職支援を実施する。詳しくはこちら。