
ネクスウェイは、薬剤師向け研修実施機関へ向けた「オンライン研修の手引書」を制作・発行した。
薬剤師は専門性を客観的に示す研修認定薬剤師制度の資格を取得・維持するために、新規取得の場合は4年以内、更新の場合には3年ごとに研修を受講する必要がある。しかし新型コロナウイルス感染症の影響により、三密となる集合形式の研修は開催困難となっており、多くの研修が延期や中止を余儀なくされている。
ネクスウェイはこれまで「医薬情報おまとめ便サービス」等の発行によって培った医薬業界の知識を活かし、数多くの薬剤師向けのオンライン研修会を実施し、8月に「オンライン研修支援サービス」を開始した。同サービスを活用し、8月には埼玉県薬剤師会のオンライン研修会を実施。企画から当日の運営サポート、開催後のフォローまで支援し、当日は延べ600人強の薬剤師が参加する大規模なオンライン研修会となった。
この経験を活かし、未だオンライン化に苦戦している薬剤師会への支援となるべく、薬剤師向けオンライン研修会実施のガイドラインとして「オンライン研修の手引書」を発行した。「オンライン研修の手引書」は、研修実施機関がオンライン研修を開催する際に、必要な準備やスケジュールの立て方、運営方法が記載されている。掲載内容は、「オンラインでの研修の特徴」(オンライン研修のメリットやデメリットを紹介)、「集合研修との相違点」(オンライン開催におけるこれまで研修との異なる点を説明)、「オンライン研修の全体設計」(研修設計において特に注意すべき3つのポイントを説明)。
「オンライン研修の手引書」は無償提供。