2020年10月14日 11:16

株式会社「デキタ」では、法人経営者と個人事業者に対し「資金調達」に関するアンケート調査を行った。まず、事業者の約86%が何かしらの資金調達を利用した経験を持っていた。資金調達をしたことのある事業者のうち、44%が1種類の資金調達方法のみを利用。2種類利用していた事業者は全体の25%、3種類利用していた事業者は約8%。資金調達をしたことのないという事業者は全体の14%だった。

事業者が利用する資金調達方法の第1位は「銀行などの金融機関」であり、全体の64%。その中の約半数が「100万円~1000万円」を調達していた。

次いで多かったのは「公的資金」「補助金」「助成金」。調査を行ったのが2020年10月であるため、日本政策金融公庫や商工組合中央金庫による新型コロナウイルス関連の特別貸付を利用した事業者が増えたことも原因となっているようだ。そもそも非常に利息が低く設定されており、もともと事業者には人気の資金調達方法だが、知名度からすると銀行の方が勝っているため、利用者が多いのではと推測される。調達した金額は1000万円~5000万円が34.6%、100万円~1000万円が34.6%という結果だった。

意外と多かったのは「資金調達をしたことがない」という回答で、全体の約14%となった。また利用者が多い資金調達方法が、必ずしも満足度の高いとは限らないということも判明。さらに、資金調達の方法をだれがどのように決めたのかによっても満足度は左右されることが分かった。