2020年10月06日 15:32

昭文社は、エンターテインメント企画本「地図でスッと頭に入る 幕末・維新」を、2020年10月21日より発売する。幕末から明治維新に至る日本史は、日本が近代国家へと生まれ変わる過渡期にあたる魅力的な時代。その一方、それまでの日本史に比べて登場人物が増え、幕府に朝廷、薩摩・長州、土佐、会津などの諸勢力が離合集散を繰り広げるたびに、尊王攘夷、公武合体など様々な思想が乱立するなど、複雑な時代でもある。
激動の幕末史を理解するために、本書はペリー来航から西南戦争に至る幕末維新期の重要事件を地図や図説を切り口にスッキリ整理。序章の早わかりとキーパーソン紹介を併せて読むことで、人物の関係性から出来事の原因・背景まで関連づけながら理解を深めることもできる。
また、多角的な視点から歴史上の出来事を捉えていることも特徴。主な出来事を簡潔にまとめた要約文のほか、「その頃世界は?」「歴史の現場」「社会と文化」といった多彩な解説も加えており、同時代の世界の動き、現代に残る史跡から見えてくる幕末史は、よりリアルに、立体的に感じられる。
本書の監修を担当したのは、「新選組!」「龍馬伝」「西郷どん」など、数多くの大河ドラマの企画委員を務めた、幕末維新史研究第一人者の木村幸比古さん。最新の研究成果を織り交ぜた、日本の変革期を知るために最適な一冊に仕上げている。定価1,200 円(税別)。