2020年10月06日 11:34

パステルコミュニケーションは、同社が運営する子どもの発達リサーチ機関「パステル総研」のWebサイトに、10月3日、発達障害グレーゾーンの思春期専門サイト「パステルジャンプ」を開設した。
発達障害グレーゾーンの難しさは、できることもあるし、社会や学校に適応できないことばかりではないという点にある。低学年くらいまでは、個性だと思えば個性、やる気に波がある子など、乗り切ってしまう子も多くいる。しかし、高学年になり学習が難しくなる、学校でも家庭でも任せられる役割が増え、忘れてしまったり上手くできなかったりするといった、発達の特性から生じる、ちょっとしたズレが目立つようになり、「失敗体験」が一気に増え問題が表面化するケースが多い。
「パステルジャンプ」は、発達グレーゾーンの子どもの困りごとを小さくし、その先にある子どもの成長や活躍をポジティブに発信するWebサイト。大切だから将来の不安ゆえに、偏差値や成績で評価される今の教育制度の中で、頑張らせようとして、親子関係をこじらせたり、子どもの二次障害を引き起こしているケースも少なくない。子育てや進路の「常識」だけにとらわれない、パステルキッズがイキイキと学び、成長し、社会で活躍できる、進路のバリエーションを「パステルジャンプ」が示し、子どもたちの選択肢を増やしていきたいと考えている。また、母親が抱える「仕事と子育ての両立の悩み」にも注目。発達のことをしっかり学びながら、その経験を生かして「仕事にする」「社会活動に参加する」、そんな機会を提供していきたいと考えている。









