2020年09月28日 18:35

ラクーンコマースが運営する卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」では、美容室、ネイルサロン、エステサロンなど美容業の購入が増加している。購入額は前年比3.9倍となっており、店内での物販の扱いが増えている店舗も見られる。※2019年8月と2020年8月の流通額での比較
スーパーデリバリーは、物販を行う小売店を対象にした会員制の仕入れサイトとしてスタートし、現在は飲食店や美容サロン、宿泊・不動産業など小売以外の事業者も対象に、サービスを拡大している。事業者の利用は年々増加しており、最近では美容室やネイルサロンなど、美容関連の事業者の購入が拡大している。これまで、そのような事業者がスーパーデリバリーを利用する主な目的は店舗備品やインテリアの調達だった。しかし最近では店内での物販用として、洋服や雑貨、食品など幅広いジャンルの商品を仕入れる店舗が増えており、既存の取引先では仕入れができない商品をスーパーデリバリーで求める傾向にある。
物販用の仕入れが増えている背景として、美容室やネイルサロンでも買い物ができるようにすることで来店者の満足度を高め、集客や他店舗との差別化に繋げたいという目的がある。スーパーデリバリーで美容室やネイルサロンの店舗が購入している商品は、コロナウイルス対策として店舗で利用するマスクや衛生対策グッズなどの日用品を除くと、レディースアパレルや服飾雑貨、食器類などが人気となっている。