2020年09月28日 16:57

要は、コーヒー農園シェアサービス「Coffee Farm Share」をスタートした。
ソフトウェア開発などを行う同社は、2018年4月からネパール産のコーヒー豆「ヒマラヤンコーヒー」の輸入・販売を始めている。コーヒー店と関わる機会が増えた中で、「いつかは自家農園を持ちたい」という声が多く聞かれた。また、同時に、個人経営も多いコーヒー店が海外の土地と契約し、投資する事は、金銭面だけではなく、手間や時間もかかり簡単ではないという現実も見えてきた。そこで、同社がネパールの広大な農園と直接契約し、その土地を分割して小口で、コーヒー店が自家農園を持てる仕組みを実現させた。
本来は、大がかりな初期投資が必要である自家農園でのコーヒー栽培を、1口、7万5000円(税別)、最小単位の敷地面積500平方メートル(1年/コーヒーの木:80本/コーヒー豆:約25kg)から利用することができる。初期費用は手数料3万円のみで、看板設置費用は4万5000円(共に税別)。
アジアの国の中で貧しい国とされるネパール。しかし、その土地は気候や地形がコーヒーの栽培に適しており、コーヒー産業発展の大いなる可能性を秘めている。コーヒー店の「自家農園を持ちたい」という夢を叶え、高品質のコーヒー豆を日本に届けることはもちろんのこと、コーヒー産業を発展させることで、ネパールが抱えている貧困問題の改善にも取り組んでいく。