2020年09月25日 16:06

日本の大手エレクトロニクス企業であるホシデンは、Ultraleap社の技術を使用したタッチレススクリーンパネルを発表した。

「エア フォースフィードバック タッチパネル」は、電子システムによる空中コントロールを提供する。Ultraleap社のテクノロジーによる空中触覚フィードバックが使用されているため、ユーザーは画面に触れる必要がない。同社は、自動車・商業・産業業界の主要なテクノロジープロバイダーとして、不特定多数が利用するタッチパネルなどの操作部を介する感染症への対策に着目して本製品を開発した。

タッチレスパネルは、「オン/オフ」などの単純なコントロールだけでなく、より複雑な選択や操作も可能。本パネルのキーとなるイノベーションは「エア フォースフィードバック」の部分であり、ユーザーは指先の感覚でコマンドが受信されたことを確認できるため、エクスペリエンスが向上し、注意散漫を最小限に抑えることができる。また開発者は、ユーザーが画面を見なくても個々のコントロールを認識できるようにするなど、アプリケーションに最適な触覚効果を構成できる。

ホシデンでは、非接触操作を必要とする製品(トランジット・発券機・トイレ・エレベーター・ATM・工場やオフィス向けのオートメーションシステム、等)に本タッチレスパネルが組み込まれ、将来の自動車コントロールシステムの基礎を形成することを期待している。