2020年09月23日 16:24

オプテックスは、ビルや商業施設の自動ドアの無目と天井に内蔵するタイプの自動ドアセンサー「eスムースセンサービルトイン」を、10月より発売する。歩く速度や進む方向を読み取り、不要な開閉を軽減し快適な室内環境を提供する自動ドアセンサーにビルトインタイプを加えることで、建物や空間の美観に配慮したい環境にも対応できる。
同社では画像技術を用いて人の歩く速度や進む方向を読み取り、歩く速度に合わせて最適なタイミングで自動ドアを開く快適性と、自動ドアを横切った際の不要な開閉を削減することによる省エネを両立させた自動ドアセンサー「eスムースセンサー」を開発し、2017年より販売している。発売以降、快適なアクセスと電力消費量を約30%削減(従来比)し室内環境の向上に寄与できることから、大型ショッピングモールのお客様出入口、オフィスビルのメインロビーなどさまざまな施設で採用されている。
一方、東京都心部においては、複数の大規模再開発やオフィスビルの建設が進んでおり、個性豊かな建築、こだわりのあるエントランス空間を提供する施設やビルが増加。
これらを手掛ける設計事務所や施設運営会社は、建物にアクセスするときに人々が最初に接触するエントランスへ高い配慮をしており、このたび発売されるeスムースセンサービルトインタイプは空間に調和する製品ラインアップを拡充することで、近代化するエントランス空間の実現をサポートする。販売目標台数は初年度1000台。