2020年09月23日 10:14

ワンネスグループ(ワンネス財団)とYeeYは、共同で「受刑者のためのライフキャリアスクール Power to the Prisoners!(P2P)」をスタートする。

日本では、年々刑事犯罪の件数は減り続け、初犯・再犯ともに絶対数は減少している。しかし初犯の減り幅に比べ再犯の減り幅が小さいことから、検挙人員全体に占める再犯者の割合が高くなり「一度罪を犯したものは変われない」というミスリードを生んでしまっている。さらに罪を償い出所した後も、仕事・お金・住む場所がない、犯罪者として社会から厳しい目を向けられる、もともと抱えていた生きづらさ(障がいや疾患、トラウマなど)は解消されていない、などの課題に直面。本人が社会復帰を望んでも、一度のあやまちが大きな障壁となり、結果として再犯につながってしまうことも少なくない。

これまでにも、受刑者の就労を支援する取り組みは行われてきた。しかしそれらは受刑者に職を与えることが主な目的とされ、出所から就労までの間のサポートは十分ではなかった。「P2P」では、仮釈放・満期出所後の元受刑者や少年院出所者に対し、自身の強みを活かし生きがいを持って社会復帰できるようサポートし、ソーシャルスキルやビジネススキルなど自分自身を磨く6カ月程度からのライフ・キャリアトレーニングを提供する。

「P2P」では、受刑者の家族および、刑務所・少年院・地域生活定着支援センター等の施設関係者からの無料相談・問い合わせを受け付けている。

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