
日刊工業新聞社は、書籍『令和上司のすすめ「部下の力を引き出す」は最高の仕事』を9月19日に発売した。
私たちは年齢や国籍、価値観の違いに加え、意思疎通がうまくいかない、思い通りにやってもらえないなど、いろいろな人たちと仕事をしている。最近では、転職や副業などキャリアや働き方の面でも選択肢が増えてきた。コロナ騒動を機に、テレワークやフレックスタイム制など働き方の多様性、ワークライフバランスの充実を支援することが企業に要求されるようになった。そうした中、チームを率いる上司にとっては、自身のみならずメンバーそれぞれが生産性を高め、成果を上げることが約束させられている。
そこで必要になるのは、職場環境や労働環境など社会変容に則した、上司としての働き方モデルへの転換だ。著者の飯田剛弘さんは、外資系企業でアジア以外にもドイツやアメリカなど、国や部署が違うリーダーやマネージャーと言われる上司たちと仕事をしてきた経験が豊富。その過程で、グローバルに活躍する上司の働き方、特に共通して見られる行動特性は、これまで以上に日本の上司に必要なものになる、と考えている。
本書は、多様な文化背景や経験を持つメンバーに共通の価値基準を持たせ、コミットした目標に向けて協働する働き方をやさしく体系化した。期待するほど成果を出せていない社員の扱いに苦悩する一方で、自身も仕事変容に迫られる上司に、部下への仕事の任せ方やコミュニケーションを詳述。チーム・個人双方で結果を残す鉄則を伝え、育てるプロセスから自身が成長できる勘どころを披露する。
定価は1500円(税抜)。発行日は9月19日。