2020年09月18日 12:00

HAYAMIは、9月17日、草ストローの導入店舗数が100店舗を突破したことを発表した。
HAYAMIは代表である東京農業大学国際食料情報学部2年大久保夏斗さんをはじめとする3人の若者によって立ち上げられた。同社が販売する「HAYAMIの草ストロー」は、東南アジアに生息するカヤツリグサ科のレピロニアと呼ばれる植物を原料としている。無添加・無農薬・保存料不使用の完全自然由来の製品のため使用後は道端の草木と同じように分解され自然に還すことができる。循環型サイクルの構築の観点から、使用後は家畜のエサや肥料、ヒンメリの製作などの活用方法が期待されている。
また、草ストローはホーチミン郊外の農村地帯で製造されており、仕事が減少する農村地帯での雇用創出にも繋がっている。今後は、東京農業大学の学生という代表のバックグラウンドも生かして、現地の農村支援NGOとも協力しながら農村支援も行っていく予定だ。
同社が草ストローの販売を開始したのは4月で、100店舗導入までわずか5カ月であり、コロナ禍で飲食店への影響が大きい時期にあっても、消費者や飲食店の脱プラスチックの意識が世界的に高まっている背景が追い風となったと判断している。今後も、脱プラスチックの動きは加速していく中で、草ストローという小さな変化ではあるが、一人一人が少しずつ地球にとって優しい選択をすることで大きな変化に繋がると考えのもと、今後も、草ストローのさらなる普及に努めていく。