2020年09月17日 15:13

良品計画は、「ミャンマーのコーヒー豆」を、9月23日より無印良品で発売する。

ミャンマーの南シャン州は、タイ・ラオス・ミャンマーの国境地帯でアヘン原料となるケシの栽培が盛んな「黄金の三角地帯」に位置する山深い地域。ここに暮らす少数民族の生活は厳しく、重労働で環境負荷の高い焼き畑農法により栽培されるケシが重要な収入源になってきた。こうした問題を解決するために、政府と国連薬物犯罪事務所(UNODC)は協働して、同州でケシからコーヒーへの栽培転換を推進している。UNODCの支援により、2015年に南シャン州のコーヒー栽培農家の組合である「グリーンゴールド協働組合」が設立され、現在では900軒以上の農家が同協働組合に参加してコーヒーの栽培を行っている。

無印良品は、UNODCとグリーンゴールド協働組合の取り組みに共感し、同協働組合の農家が生産したコーヒー豆の販売を検討してきたが、現地訪問した際の生産農家との会話の中で、小粒のコーヒー豆は輸出されず、ミャンマー国内向けに低価格で買い取られていることを知った。味は変わらないのにサイズではじかれていた小粒の豆を適正な価格で買取り活用した「ミャンマーのコーヒー豆」を、無印良品で販売することで、コーヒー生産農家の収入を増やし、南シャン州でのケシからコーヒーへの栽培転換を支援する。

価格は「200g」990円(税込)。発売日は9月23日。販売店舗は、無印良品限定店舗(日本国内39店舗)及び無印良品ネットストア。

良品計画