2020年09月10日 15:21

川崎重工は、社内公募制度「ビジネスアイディアチャレンジ」において、電動三輪ビークル「noslisu(ノスリス)」を第1号案件に選定した。
「ビジネスアイディアチャンジ」は、オープンイノベーション活動のさらなる加速や、社内に眠っている事業アイデアの発掘・活用を目的として2020年4月に開始。市場環境・顧客ニーズの急速な変化に対応するため、既存の製品・事業にとらわれないアイデアを広く募り、応募者自身や川崎重工の強みを活用するとともに、必要に応じてスタートアップや大手企業など他社との連携も図ることで多様な製品・事業を生み出すことが目的。
企画と検証を短期間で繰り返す機動的な手法(アジャイル型)により、効率的かつスピーディに新たな価値を創出。また、人材育成を目的としてビジネスモデルの創出に必要な財務会計や経営戦略などの教育をビジネスアイデア応募者に対して実施し、企業としての持続的な成長を目指す。
今回選定された「noslisu」は、社会のより多くの人々が安全・快適・気軽に移動できるモビリティーを提供し、その豊かな生活に貢献したいという思いから開発が始まった。公共交通機関でのアクセスが容易ではない地域での移動や、宅配事業者、高齢者など多様なニーズに応えられるよう、EV仕様と電動アシスト自転車仕様の2つの走行タイプが選べるほか、独自開発の前2輪方式による高い安定性と積載能力を実現。環境負荷低減・小型モビリティへの関心が高まるなか、新たな移動手段を提供する。