2020年09月08日 18:19

亀岡電子は、任意の場所に設置したセンサが浸水を検知すると、LINEでお知らせする安価なセルラー通信式浸水検知センサ(KAMEKER2)を開発した。

2019年7月から京都府福知山市内にセルラー通信式浸水検知センサ(KAMEKER2)の設置を開始し、現在も福知山市内15ヶ所で実証実験を継続している。9月から、新たに兵庫県南あわじ市の冠水しやすい道路脇2ヶ所に「KAMEKER2」を設置している。※2020年度は引き続き自治体向けのモニター利用を受付中。

近年日本全国で水害が多発しているなか、各自治体では危機管理型水位計や防災カメラの設置が進められている。しかしながら、これらの機器は設置工事費を含めると1基数百万円になるものが多く、主要な河川等限られた場所にのみ設置されているのが現状だ。セルラー通信式浸水検知センサ(KAMEKER2)は、河川ではなく冠水しやすい道路や住宅近くの水路など、住民にとってより身近な場所の浸水を知らせる「安価なツール」として開発された。ユーザーがあらかじめ登録しておいたセルラー通信式浸水検知センサ(KAMEKER2)が浸水を検知すると、LINEで浸水検知情報を発信。LINEメッセージに添付されているURLをクリックすると、「浸水アラートマップ」が開き、浸水している地点が一目で分かる。

セルラー通信式浸水検知センサ(KAMEKER2)は、シンプルな機能で圧倒的な低価格を実現。 ※本体価格1基9万円(税抜)を予定。