2020年09月08日 16:51

尾畑酒造は、日本でも有数の辛さに挑んだ秋限定酒「超 真野鶴ひやおろし~超辛口純米原酒」を、9月9日より解禁する。
本商品は、日本酒度+20という日本有数の辛口を誇る日本酒。日本酒度とは、酒の甘い辛いの目安を表す数値のことで、数値が低い(マイナスにふれる)と甘口で、高い(プラスにふれる)と辛口を示す。この数値は液体の中の糖分によって変化し、一般的な辛口は+4~+7くらいの日本酒が多く、+15を超えるとかなりの辛口となる。その中でも+20というと、国内でも指折りのレアな超辛口酒と言える。
+20もの辛口酒に仕上げるには、酵母の働きを最後まで活発にしていく必要があり、これには技術力を要し、途中で発酵が止まってしまうと、目指す辛口には仕上がらない。尾畑酒造では2011年の「超・真野鶴」リリース開始時から、「+20以上の辛口になった年のみのリリース」と決め、緊張の中仕込みを行っている(現在までは毎年+20超えを達成)。出来上がった酒は、糖分を究極まで除くことで、逆に米が持つ旨みやコシが感じられる「辛いのに、旨い」味わいに仕上がった。
また、一般的に日本酒は二回火入れをするが、「ひやおろし」と呼ばれる酒は、新酒が出来た際に一度だけ火入れをし、一夏を越して熟成が整い外気温と蔵内の温度差が少なくなった秋にそのまま出荷する。熟成感が増し、まろやかな味わいを楽しめるので、冷酒、常温に加えて、お燗もおすすめ。