2020年09月07日 16:09

日本雑誌広告協会は、NTTドコモ、D2Cおよびビデオリサーチの協力のもと、出版社が手掛けるデジタルメディアビジネスの共通指標整備を目的とした、業界共同による電子雑誌読者プロファイリング調査を9月に実施する。

近年、雑誌広告ビジネスはデジタル領域での広告効果やアカウンタビリティも含めてニーズが高まっており、「利用者特性の可視化」「効果指標データの整備」が懸案となっている。日本雑誌広告協会では、2018年9月に発足した電子雑誌広告タスクフォースを中心に、電子雑誌の配信サービスを担うNTTドコモ、D2C、および広告効果指標の知見を持つビデオリサーチと情報交換を重ねながら調査手法や指標に関する検討を進めてきた。

本調査は、同協会、各協力出版社、そして、広告会社3社(電通、博報堂DYメディアパートナーズ、ADKマーケティング・ソリューションズ)の出資による共同調査として実施。今回は、「dマガジン」上の電子雑誌(9社22誌)を対象に、それぞれの読者属性、閲読状況に加えて、インターネットおよびインターネット広告に対する意識、生活価値観などについて、雑誌本誌との比較も含めて解明する。これにより、雑誌由来のデジタルメディアの特異性や優位性を明らかにするとともに、今後の広告効果指標構築に向け基準値を整備していく。調査結果の概要は調査レポート等で公開するほか、詳細データは様々なメディア研究の場で活用される。

結果リリース時期は12月予定。

日本雑誌広告協会