
パーソルキャリアが運営する転職サービス「doda(デューダ)」による、スポーツ業界での仕事を知り転職のきっかけを作り出すサイト「SPORT LIGHT(スポーツライト)」は、アスリートの中長期的なキャリア形成を支援する「アスリートキャリア支援プロジェクト」を開始した。
アスリートのキャリア形成は、スポーツ庁が「スポーツキャリアサポート戦略」にて、現役中から引退後のキャリアについて準備をするための支援を行うなど、近年注目を集めている。しかし、アスリートは、現役中競技やその準備に集中しているケースが多く、引退するまで、ビジネスやキャリアなどに関する知識を得る機会が少ないという実態がある。これが妨げとなり、引退後のキャリア設計をすることが難しく、結果としてキャリアの選択肢が限られているといった課題がある。
今回の「アスリートキャリア支援プロジェクト」は、アスリートが競技を通じて得た経験やスキルをビジネスで活かす方法を知り、引退後に選択できるキャリアを増やすことを目的に立ち上げた。同プロジェクトでは、アスリートを対象に、中長期的な視点でキャリア設計を行うために、社会やビジネスに関する知識習得や、競技経験をビジネスで活かす方法を学ぶプログラムなどの提供を行う。これによりアスリートが、現役中はより競技に集中し、引退後には競技経験を活かしたキャリア形成や、自らが望むキャリアの選択ができる状態を目指す。
9月7日には、第1回「SPORT LIGHT ATHLETE Meetup」を開催。各セッションでは質疑応答や、登壇するアスリートとの意見交換なども実施予定だ。