2020年08月18日 15:05

朝日ウッドテックは、抗菌製品技術協議会(SIAA)による抗ウイルスSIAAマークを、天然木フローリング、また、複合フローリングとして日本で初めて取得した。

同社の床材全製品は、1995年より抗菌仕様となっているが、近年のウイルス性疾患の流行を受けて、2016年に抗ウイルス性能の研究開発に着手した。目に見えない抗ウイルス性能をユーザーに信用してもらうためには、社会的にオーソライズされた認証マークの表示が必要であると考えており、また、そういった認証マークの表示は住宅会社をはじめ多くのユーザーからも要請されていた。

SIAAは、抗菌・防カビ・抗ウイルス加工製品の普及を目的とした公益性を持つ業界団体であり、抗菌・防カビ・抗ウイルス加工製品に求められる品質や安全性に関するルールを整備し、そのルールに適合した製品について、消費者に対する「安心と安全のシンボル」としてのSIAAマークの表示を認めている。

今回開発した抗ウイルスフローリングは、SIAAが定める「特定ウイルスが24時間後に99%以上減少すること」という基準に対して、「ウイルスA(エンベロープあり)で99.99%、ウイルスB(エンベロープなし)で99.96%減少」というどちらのウイルスに対しても高いレベで合格することができた。同社は、10月「LiveNatural Premium」シリーズを皮切りに、その他床材商品についても順次「抗ウイルス仕様」に切り替える予定。抗ウイルス性能を持ったフローリングによって住まいの床を衛生的に保つことで、より安心・安全な生活空間と暮らしの実現に貢献していく。

朝日ウッドテック