2020年08月14日 18:31

福島市は、特定の条件を満たした新規移住者とその家族に対するWELCOMEサービスとして、福島市で充実したレジャーライフを過せるよう、福島市民自慢の有名温泉(飯坂温泉・高湯温泉・土湯温泉)共同浴場を最長3年間無料で利用できる「湯めぐりパスポート」を贈呈すると発表した。

特定の条件を満たした新規移住者とは、「移住フェア等に参加した人」、「移住者向け市営住宅に入居する人」、「福島市空き家バンクに掲載のある空き家又は農地付住宅に入居する人」、「新規に農業経営を開始する人」、のいずれかを指す。

コロナ禍で沈みがちな日本に毎朝「元気」を届けてくれる「朝ドラ・エール」。主人公のモデル「古関裕而」さんの出身地の福島市は、福島県の政治・経済・文化の中核でありながら、温泉観光をはじめ、山岳観光、花観光、「UFO観光」など、多種多様な観光資源に恵まれている。またフルーツ王国とも言われている。

住民にとって、日々の生活に潤いをもたらしてくれる魅力満載の福島市だが、決して平坦な道のりではなかった。来年3月には、東日本大震災・原発事故から丸10年を迎える。この間も、台風19号災害に見舞われ、起死回生のバネになると期待していた「復興五輪」と朝ドラ「エール」の効果も、新型コロナの影響でほとんど見られないなど、厳しい状況が続く。それでも福島市は、支援してくれる全国の人々への感謝を胸に、足を止めることなく未来づくりに向けて歩んでいく。