2020年08月11日 10:44

パフォーマンスバンクとパラドックスは、卒業後のキャリアに悩む音大生が、音楽だけにとどまらないキャリアや生き方を見つけるためのウェブマガジン「roooot」を鍵盤の日である8月8日にオープンした。

NPO法人パフォーマンスバンクは、パフォーマンスをして欲しい人、したい人のマッチング及びパフォーマンスイベントのコンサルテーション事業を展開。東京・埼玉・神奈川・千葉を中心とする首都圏にて活動を展開しており、現在は年間200件超のコンサートを各地で開催している。パラドックスは、企業が大事にする価値観やあり方を深く理解した上で、ビジネスを通じて世の中に提供している価値や意味を言語・視覚化。その企業にしか語ることができない「独自のストーリー」を軸にした本質的なブランディングを行っている。

音楽大学を卒業する学生は毎年3500人ほど。その内、53.3%が企業等へ就職をしている。しかし、新卒の音大卒業生の内、20.1%が「非正規」の仕事についているのが現状だ。これは全大学の学部卒業生に占める非正規の割合、3.6%と比べて大幅に高くなっている。

ウェブマガジン「roooot」は、音大生に「卒業後のキャリア」について考えるきっかけを提供するため、さまざまな業界で活躍する音大出身のビジネスパーソンにインタビューをし、ウェブマガジンとして発信していく。また、取材や執筆を通して「働き方」について考える機会を提供したいという思いから、現役音大生のインターンを中心としてサイトを運営し、パフォーマンスバンクとパラドックスが活動を支援していく。

roooot