2020年08月05日 16:07

東京学芸大学は、8月5日、教員、企業と教育委員会がワンチームとなって、Society5.0に向けた新しい学校システム創りに挑戦していく「未来の学校みんなで創ろう。プロジェクト」を始動させた。
テクノロジーによって世の中が急激に変化していく中、この社会がどこへ向かうのか、予測することは困難な状況だ。周りの流れに身を任せていれば幸せになれる時代は、もう過ぎ去ったと言っても過言ではない。AIなどのテクノロジーが進出してくる社会において、人間の生き方や価値自体が問われる時代に突入する中、学校の役割もシステムも変わらなければならない。
この「未来の学校みんなで創ろう。プロジェクト」では、学校現場をもっとオープン化し、教員と企業、教育委員会がワンチームとなって教育システムの変革に挑戦する。日本の教育をリードする東京学芸大学、東京学芸大学附属学校(竹早地区)の現場教員とNEC、コクヨ、内田洋行、博報堂などの企業、各教育委員会がワンチームとなり連携していくことによって、構想をすぐに学校や授業で実践していくことができる。この取り組みを通じて、日本の既存の「学校像」を抜本的に変革していく。
現在、現場教員、企業発の様々なプロジェクトを推進中で、企画中も含めて15以上のプロジェクトがある。プロジェクト例は、企業・外部人材とのコワーキングが可能な職員室「学校内コワーキングスペース設置」、教科を越境して学びをつなげるICTシステムの開発「教科跨ぎアクティブラーニング」、AR/VR教材開発と物理的な制約を超えた学びの共同体の設計「AR/VR実験ルーム」など。