2020年08月04日 17:47

電通国際情報サービス(ISID)は「被爆電車特別運行プロジェクト」に技術協力、WEBアプリ「ひろでんビュートラム」の提供を通じて、8月6日および9日に運行される被爆電車走行の様子と広島の復興の軌跡を学ぶコンテンツをインターネットライブ配信する。

本プロジェクトは、中国放送と広島電鉄が被爆70年プロジェクトの一環として2015 年より始めたもので、路面電車650形「653号」を、当時の灰色と紺色カラーに復刻し、原爆の被害や、広島の復興の様子を車内で上映する特別運行を実施、5年間で約2,700名が乗車をしている。

ISIDはこの取り組みに賛同し、2020年の年初より当活動に参画。本年の運行に向け、乗車中の体験コンテンツや乗車後の観光促進施策における技術協力を進めてきた。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、本年度の乗車体験は中止が決定されたが、インターネット配信により国内外に平和と希望を発信する形とし、その支援をISIDが担うこととなった。

ISIDはWEBアプリ「ひろでんビュートラム」の構築を担当しており、アプリでは、走行中の映像と合わせて、3D地図上にGPSで測定した電車の走行位置と、その周辺の被爆当時や現在の写真などの関連情報を表示し、広島市内の当時の様子や復興の軌跡を学ぶことができる。ライブ配信は8月6日(木)・9日(日) 13時~14時(予定)、視聴は公式WEBサイトへ。