2020年08月03日 17:06

普段取り扱っている素材や、老舗ならではの技術力を活用したマスクは、夏でも快適に着用できるよう様々な工夫が施されている。そこで、それぞれの利点を活かした、着物屋・足袋屋・和装小物屋の作ったマスクが、今、注目されているという。
この夏一番の話題は、高校生プロ棋士の藤井聡太さんが棋聖戦の対局で着用した「夏用涼やか絹マスク」。本商品を開発したのは、普段は帯や着物を製造している福井県坂井市の小杉織物。帯に使う絹素材を活用したこのマスクは、絹の自然の力でひんやり涼しく、特殊メッシュ織りで薄くて爽やか。肌にやさしく、息苦しさや暑さを軽減してくれる。三層構造で真ん中には不織布フィルターが入っており、ウイルス・花粉・ほこりなどをガードしてくれるのも心強い。色は白で、織りで表現された市松模様がポイント。
同じく小杉織物製で、夏用涼やか絹マスクの表面が麻の新バージョンも登場している。軽やかな風合いが特徴の麻をマスク表生地に、肌に優しいシルクを裏生地に使用した涼やかな麻と絹のマスクで、素朴な縞の織り柄と色合いが涼やかさと和を感じさせる。
また、高い縫製技術を持つ老舗足袋屋が、接触冷感など夏向きの機能を備えた足袋の生地を素材に、足袋の縫製職人が手作りで製造する夏用布マスクや、半衿付け替えが簡単にできる話題の襦袢「き楽っく」で有名な、和装小物専門店「襟の衿秀」が作ったひんやり素材のマスクも好評。これらの日本製洗えるマスクはこちらで購入可能。