2020年08月03日 09:39

大気社は、医療行為の自由度を確保しつつ、新型コロナウイルス感染者から医療従事者への飛沫感染リスクを低減する「Air Infection Block Plus」(AIB+)を開発した。

大気社は、エネルギー・空気・水に関わる先進技術で、人の暮らしやモノづくりに最適な環境空間を創造するエンジニアリング集団。新型コロナウイルス感染者が増加している今、病院においてクラスターが発生する事例も増えている。同社では、これまでの空調制御技術を活かした社会貢献ができないかという観点から、医療従事者向けウイルス感染防止装置を提案。処置に当たる医療従事者と患者が対面となる診察時や、PCR検査などの検体採取時などの際、必要な場所に配置するだけで、ウイルス感染低減が実現できる移動式高性能エアバリアユニット「AIB+」を開発した。

「AIB+」は、仕切り開口部のエアカーテンで双方向の空気を遮断。補助噴流の併用と、吸気口への積極的誘引による気流遮断を行い、患者の呼気・咳が対面の医療従事者の上半身に接触することを防止する。また、溶菌酵素HEPAフィルターPACMANを採用することで、溶菌酵素による殺菌、ウイルス不活化を期待できる、パーテーション式エアバリアユニットとなる。フードレスによる省スペースかつコンパクトなサイズで、簡単に移動・設置できることも特長のひとつ。部屋全体の換気回数を増やすことで部屋全体をクリーン化できるメリットもある。

大気社