2020年07月17日 11:49

船井総研ロジは、化学品業界特有の物流に関する課題・問題点を見える化し、その解決策を提示する「化学品・危険物物流診断」サービスを7月16日より提供開始した。
化学品・危険物の荷姿は特殊性を帯びており、輸送時の積載効率に大きな影響を及ぼす。また、輸送・保管・荷役時には、常温一般品とは異なる「特殊技能」や「経験」が必要だ。物流業界の労働力不足が進むいま、安定的な物流体制の構築は化学品業界の喫緊の課題となっている。
同社はロジスティクス専門コンサルティングファームとして、化学品製造業及び化学品を取り扱う荷主企業の物流改善を長年支援してきた。その経験をもとにした「業種特化型」の物流診断サービスで化学品製造業の物流担当部門の課題解決を支援したいという想いから本サービスの提供にいたった。
「化学品・危険物物流診断」の特徴は、「一般品・危険品別、荷姿別、便別(チャーター便/路線便)に行なう緻密な現状分析」、「現状物流体制および契約内容の把握し、コンプライアンスチェックを実施」、「同社が保有している化学品・危険物物流の相場単価と顧客の契約単価を比較」の3つ。使い方・利用シーンとしては、「特殊品かつ特殊技能が必要な輸送業務の継続困難」、「委託先物流企業任せによる危険物倉庫の指定数量越え」、「危険物充填補充時の未立会いなどのコンプライアンス違反」、「商習慣の一環となっているドライバーによる付帯作業(棚格納など)」などに関する課題の早期解決を実現する。