2020年07月17日 11:43

伊藤忠インタラクティブは、企業を内側から強くするインナーブランディング領域に特化した「みらいブランディング」チームを発足した。
現代はVUCAの時代と称され、未来はますます予測不可能なものになると言われている。そのような中で、企業が将来、例えば10年後も社会に価値を提供し続けているためには、その予測できない変化への適応力と、変えてはならないものを守る一貫力が必要だと考える。そのために重要なことは、社員のエンゲージメントを高めること、経営者と社員が見据える未来のズレを無くすこと、そして社員ひとりひとりがその未来に向かって行動できるマインドセットとスキルセットの両方を備えること。同社では、この課題に取り組むことが、クライアント企業の未来への発展につながるとの結論に至り、同領域に注力することとした。
「みらいブランディング」では、これまで同社が積み重ねてきた知見を基に、これからの社会に必要な企業ブランディングの形を模索し体系化したサービスを提供。同社が考えるひとつの解は、「ビジョンをアクションにつなげる本当の意味でのインナーブランディング」だ。「社員全員が、自社の社会における存在意義を理解・共感し、自身の日々の業務でそれらを発揮し、社会に向けて価値を体現できる状態にあること」と定義している。社内全員で共有すべき価値が見定まった後は、実際にそれを事業につなげていくアイデア創出や、社内上申のための企画書、社外営業のための提案書などの作成に伴走し、アクションを生み出す体質・ノウハウ習得のサポートまで行う。