2020年07月16日 14:48

パーソルR&Dとアイロックは、トラック運転訓練用の新しいVirtual Reality(VR)ドライビングシミュレーターの共同開発に合意した。
トラックは、大きな車体や重い重量から、トラックの安全性能だけでなく、ドライバーの高い運転技能が求められる。ドライバーの運転技能や安全意識の向上のためには、さまざまな環境・運転状況条下での運転経験を積むことが必要だが、実車を使用しての体験は短期間かつ容易にできるものではない。また、ベテランドライバーが同乗した実車での訓練も、コロナ禍におけるソーシャルディスタンスを確保した人との接し方を考慮すると、実施が難しい状況になってきている。
そこで、商用車開発に多くの知見・実績を持つパーソルR&Dと挙動のリアルさで定評のある「T3R」を製造するアイロック社は、トラックドライバーの運転訓練用に特化した、実車を用いなくてもリアルな運転体験ができるVRドライビングシミュレーターを共同開発することに合意した。アイロック社の持つ3Dフローティングフルモーション技術と、パーソルR&Dの持つ商用車開発の知見を新たに融合して、トラック運行におけるさまざまなシーンの再現を可能とすることで、日本の物流を支えるトラックドライバーの安全運転教育の質を向上し、ドライバーの技能向上に貢献していく。
なお、本シミュレーターの試作機は10月21日~23日開催の「コンテンツ東京」にて公開を予定している。
アイロック / パーソルR&D / コンテンツ東京2020特設サイト