2020年07月16日 14:38

LIFULL(ライフル)は、インスタントハウスに次ぐ、新たなインスタントプロダクトとして「インスタントシェルター」を自治体や法人向けに7月15日から販売開始した。

「インスタントシェルター」は、LIFULLのグループ会社であるLIFULL ArchiTechがインスタントハウスの技術を基に開発し、避難所でのプライバシー保護やソーシャルディスタンスを確保しながら1人ずつ寝泊まりできる構築物。パーソナルスペースを確保できることで、これまでの避難所の概念を変える製品だ。

地震や台風などの災害時、多くの自治体の避難所は、体育館や公民館を使用している。避難には短期的な利用だけでなく、中長期にわたり生活を送る場合もあり、硬い床での寝泊まりやプライバシーの無い空間は避難する人にとって良い環境ではない。避難所では多くの人が密集し、要介護者、乳幼児などの配慮が必要なさまざまな人も利用する。さらに新型コロナウイルスの感染リスクへの懸念も高まり、ソーシャルディンスタンスを確保し、プライバシーを守る防災対策が求められている。

そのなかで、1人ずつのスペースを短時間の施工で確保できる「インスタントシェルター」を導入することは、プライバシーを保護しながらソーシャルディスタンスが確保でき、避難生活のQOL向上に貢献する。なお、平時にはアウトドア用品や遊具としてなど、様々な用途での活用により予備防災としても期待できる。

価格は89万円(税込)。

LIFULL