2020年07月15日 12:16

三省堂は、イギリスDK社制作「The Feminism Book」の日本語版である「フェミニズム大図鑑」を7月15日より発売する。

「フェミニズム」という概念が生まれる前の17世紀に、イギリスで教育こそが女性たちを解放すると訴えたメアリー・アステル。本書では「フェミニズム」の誕生する前のフェミニズム的思想から、フェイスブック社のCOOの著書「LEAN IN」や、TEDのスピーチが話題になったアディーチェ、さらに#MeToo運動といった現在の動きまで、代表的なフェミニズム思想を時代ごとに紹介。その時代に声をあげた人々や、その時代について語った人々の言葉を手がかりにしている。

先住民族、ブラックフェミニズム、LGBTQなどマイノリティの問題、イスラム圏、アジア圏でのフェミニズムについても広く取り上げ、オールカラーの写真と図解満載でわかりやすく解説している。本編では扱えなかった、女性の社会的地位を高めるために活動した人々を可能な限り紹介するため、巻末に「人名録」や「用語解説」を付している。フェミニズム運動の領域は政治、教育、法律、ビジネス、芸術、歴史など多岐にわたるが、本書は特定の団体や思想に偏ることなく、客観的な記述が中心となっている。客観的な記述によって、今日の世界の成り立ちを理解するうえでのフェミニズムの根本的な意味、そしてフェミニズム運動の前にいまだ横たわる遠い道のりを明らかにする。

定価は4200円(税抜)。発売日は7月15日。

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