2020年07月15日 12:04

日本財団と環境省は、9月12日~19日(WORLD CLEANUP DAY)を「秋の海ごみゼロウィーク」として、全国一斉清掃キャンペーンを開催する。

海に流出するごみの約8割は街から出ているとされ、また、一度海に流出したごみは回収することが困難である場合が多い。「秋の海ごみゼロウィーク」の取り組みでは、国民を巻き込んだ清掃活動を実施することで、海洋ごみ問題の周知啓発と、海洋ごみの流出を少しでも防ぐことを狙いとしている。

団体・企業・自治体等に参加を広く呼びかけ、30名以上で申し込んだ団体には、オリジナルごみ袋を無料配布する。また、特設サイトには新型コロナウイルスの感染防止策を踏まえた実施ガイドラインを掲載するとともに、各団体の実施情報や報告等についても広く発信する。

なお、本キャンペーンは、5月30日~6月8日に同様の趣旨で開催を予定していたキャンペーン「海ごみゼロウィーク」が、新型コロナウィルスの影響で事実上開催が見送られたことを受けて、時期をずらして改めて開催するものとなる。

日本財団では、国民の一人ひとりが海ごみの問題を自分事化し、「これ以上海にごみを出さない」という社会全体の意識を高めるため、産官学民が協力し合う取り組み「CHANGE FOR THE BLUE」を推進。環境省が推進する海洋プラスチック問題の解決に向けた取り組み「Plastics Smart」キャンペーンと共同して、今回の全国一斉清掃活動「海ごみゼロウィーク」をはじめ、海洋ごみ削減に関する優良事例を表彰する「海ごみゼロアード」を共同実施していく。

特設サイト