2020年07月15日 12:02

イー・コミュニケーションズは、オンライン試験の不正行為を防止する「リモートテスティング」サービスを10月1日にリリースする。

「リモートテスティング」サービスは、受験時に監視者が受験者の本人確認と不正の発見をオンラインで行うサービス。そのため、特に会場型CBT(コンピュータを利用して実施する試験のこと)ほどの厳正・厳格性を求めないミドルステークスと呼ばれる試験に最適だ。業界内資格や一般民間資格の試験、社内のコンプライアンス確認テスト、本人確認が必要な通信講座(e-Learning)などでの活用が見込まれる。また、テストの結果が受験者に重要な影響を与えるため、厳正・厳格性を求めるハイステークスと呼ばれる試験(国家資格・公的資格試験、企業内昇進・昇格テストなど)においても、感染症流行時の業務継続(BCP)のための手段として期待が高まっている。

「リモートテスティング」サービスの中心的な機能となるのは、独自のプロクターシステム(映像をリアルタイムで確認・録画しつつ、不正監視する試験監督システム)だ。監視者が受験者の運転免許証や生体認証を用いた本人確認を、プロクターシステムで実施。受験者の不正行為を監視者が発見するとプロクターシステムが警告する。後日、不正情報のある受験者は主催者が映像データにより不正を確認し、最終判断の上、試験結果を更新する。

今後のスケジュールは、8月中旬に実証実験開始、10月1日に先行リリース(一部のユーザー限定)、申し込み受付開始、12月1日に一般ユーザーへリリース。

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