2020年07月09日 18:53

コンテックは、AI技術を活用して3Dカメラからのリアルタイム映像情報から正しい手洗い動作を95%以上の精度で判定する技術を開発した。また、実証実験を通じて、本技術を利用した価値創出と社会課題の解決を目指す共創フィールドパートナーの募集を、2020年7月9日から開始した。

近年、細菌やウィルス感染からの予防策として手洗いの有効性が注目されている。また食品業界では2020年6月に施行された食品衛生法の改正により、HACCP (ハサップ)に沿った衛生管理が義務化され、正しい手洗いの実施を含む、食の安全性を確保するための体制づくりが急務となっている。

そこで同社では、AI 技術を活用して3Dカメラからのリアルタイム映像情報から正しい手洗い動作を正確に判定する新たな技術を開発。厚生労働省が推奨する「正しい手の洗い方 6ステップ」における各洗浄ステップが、正しい動作で必要時間洗浄されたかどうかを95%以上の精度で判定することができる。消毒液やハンドソープを付けての手洗いや流水状態での手洗いなど、通常の画像処理では難しい状態でも正確に認識して判定する技術を確立した。

なおコンテックでは、同社の手洗い判定技術に興味があり、実証実験に取り組む企業やシステムインテグレータを募集中。ソフトウェア、AIエッジコンピュータ他の機器、管理用パソコンなど、実証実験に必要なシステム構成を幅広く支援する。