2020年07月09日 14:46

LasTrustは、同社のブロックチェーン証明SaaS「CloudCerts」を活用し、従来のアナログな議事録を安全にデジタル化できる「ブロックチェーン議事録」の提供を開始した。

従来の議事録は、紙あるいはPDFやWordファイルといった形式であり、画像加工ソフト等で簡単に編集が可能なため、それらを「原本」として扱うには、データの信頼性に課題があった。しかし、ブロックチェーン技術を用いることで、この課題の根本的な解決が可能になった。ブロックチェーンは、一度書き込んだデータの削除や書き換えができない仕組みのため、「内容が正しいことを不特定多数の人間に立証する」必要のある議事録や各種証明書のデジタル化に最適だ。

「ブロックチェーン議事録」の導入イメージとしては、議事録の原本ファイル(word、pdf、jpeg等)をCloudCertsへ送り、システムを通してブロックチェーンに原本を記録する。納品物は、ブロックチェーンに記録された証明書の原本を閲覧できるURL(パスワードロック付き)と原本ファイル(.jsonファイル)となる。主に前者の表示方法によって、不特定多数の関係者に正しいデータを届けることが可能になる。発生するコストは発行費用のみで、証明書の閲覧やブロックチェーン上の記録の保守に費用は発生しない。

なお、ブロックチェーン証明書発行SaaS「CloudCerts」(特許出願済み)は、地方自治体、金融機関、教育機関等で既に導入されている。

LasTrust