2020年07月09日 14:42

Retail AIは、自社開発した「スマートショッピングカート」を、丸久が運営するスーパーマーケット「アルク到津店」に納入、同店で7月9日から運用実証実験を開始する。

「スマートショッピングカート」は、キャッシュレス決済機能付きタブレットを搭載した買い物カートで、トライアルグループが運営する店舗では既に20店舗で合計約2500台が稼働している。来店者が商品のバーコードをスキャンしながら買い物をすることで、有人レジや既存のセルフレジを使わずに決済ができるタブレット端末付きショッピングカートだ。決済にはトライアル専用のプリペイドカードを使用する。なお、丸久における同カートの呼称は「レジカートシステム」。また決済にはマルカカードを利用する。

今回は、丸久を傘下とするリテールパートナーズと、Retail AIを傘下とするトライアルグループのトップ同士が、リテール分野でのAI活用を推進していく目標を共有したことで、「アルク到津店」への「スマートショッピングカート」納入が実現した。トライアルグループが小売業界全体のスマート化に貢献していくための、大きな第一歩となる。withコロナ時代の店舗経営に求められる「非対面」「非接触」を可能にするDX(デジタルトランスフォーメーション)のために、トライアルグループは独自技術やノウハウの普及を今後も進めていく。

なお、実証実験期間は「アルク到津店」へ40台を納入(7月9日時点)。3カ月間実証実験期間を設け、その後もトライアルグループと丸久で運用改善を行う予定だ。

Retail AI / アルク到津店