2020年07月08日 12:59

Sansanは、経済産業省が法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」を正式導入し、職員約4000名でオンライン名刺機能の活用を開始したことを発表した。
「Sansan」は、名刺をスキャナーやスマートフォンアプリで読み取るだけで、独自のオペレーションシステムによって名刺情報を正確にデータ化する。高度なAI技術により、企業内の人脈を管理・共有することが可能になるほか、社内の連携を促進する機能や顧客データを統合・リッチ化する機能を備え、ビジネスのはじまりを後押しする「ビジネスプラットフォーム」だ。
「オンライン名刺」は、紙の名刺とは別に、「Sansan」上で発行するデジタルの名刺を付与することで、オンライン上で手軽に相手に送付することが可能。これにより、オンラインでの商談時や、オンラインでのイベント開催時でも、これまでと同じように名刺交換ができる。このオンライン名刺が企業のデジタル化の入り口になるとともに、オンラインの活用により、地方と都市部との物理的な距離を縮め地方経済の活性化も期待できる。
経済産業省では2019年より、「J-Startup」などのスタートアップ支援に関連する複数の部局において「Sansan」の試験的な導入を行い、デジタルを活用した働き方変革の実証及び調査を実施していた。そして今回、スタートアップ及び大企業の新規事業開発担当、VC等の「人脈の共有・見える化」により、業務の生産性やパフォーマンス向上の効果がみられたことから、正式導入に至った。