2020年07月07日 17:37

スマートロボティクスは、神奈川県「新型コロナウイルス感染症神奈川県対策本部」協力のもとで、新型コロナウイルス感染症の軽症者等の宿泊療養施設にて「殺菌ロボット」実証実験を行った。

同社が開発した「殺菌ロボット」は、殺菌効果のある殺菌線(紫外線 UV-C 波長 254nm)を照射する殺菌灯を搭載。今回の実証実験では、対策本部フロア(3F)から「殺菌ロボット」の遠隔操作を実施し、「人が近くにいないか」「目指す場所に的確にUV-C照射が実行されているか」等、操作画面上で常時確認をすることで、最善の走行ルートを選択して殺菌を行った。

UV-C照射は古くから様々な細菌において不活性化の有効性が確認されており、今回の実証実験では、その効果を検証するために、ルミテスター Smart (測定器)を使って殺菌効果の見える化を実施。UV-C照射前/後で拭き取り検査を行ったところ、UV-C照射後の測定値は、マイナス59%~83%の改善が見られ、UV-C照射の殺菌効果を確認することができた。

紫外線 UV-C 波長 254nmの照射は、古くから、様々な細菌において不活性化の効果が認められているが、直接人体に照射すると目の痛みや皮膚の炎症を起こす原因となる。同社の「殺菌ロボット」は安全性を最優先に考え、施設内の離れた場所や自宅から遠隔操作ができ、紫外線 UV-C照射のON/OFFも遠隔にて対応可能。万が一、殺菌照射中に人が近づいてきた際には、素早くUV-C照射をOFFさせることができる。