2020年07月06日 16:00

BonZuttnerは、シリアおよびシリア周辺国に在住するシリア人ITエンジニアに特化した「シリアオフショア開発」事業をローンチした。
シリア紛争からおよそ9年が経過した現在もシリア国内で避難生活を余儀なくされている人々は590万人を超え、国外では660万人とも言われている。故郷に戻ることも許されず、また彼ら自身の望むキャリア形成を行うことも容易ではない。
同社は、ITシステムの開発という事業を通して、シリア人ITエンジニアの人々の生活、そして、彼ら自身のキャリアアップの為の働く機会を提供。働く事を通じて、生活を安定化させ、未来のキャリアを築く事ができるのだという希望を共に創り出していく。さらに、シリア国外に避難する人々の受入れ国やコミュニティの不安や負担を今回の事業を通じて、軽減させていくことを目指す。
同サービスは、マネジメント拠点は日本に置きつつ、開発作業を現地で行うスキーム。同社のマネジメント機能は日本にある為、クライアントは通常の受託開発会社を利用するのと同様に利用可能。そのため、オフショア開発のメリットであるリーズナブルな価格を担保したまま、コミュニケーションは国内で完結することができる。また、SDGs「8.働きがいも経済成長も」「10.人や国の不平等をなくそう」「16.平和と公正をすべての人に」「17.パートナーシップで目標を達成しよう」へのコミットメントにも繋がる事業となる為、よりCSRやCSV経営に力を入れていきたい企業にとってもメリットのあるサービスとなる。