2020年07月03日 14:56

フクスケは、同社が提供する大企業向けクラウド型副業制度構築サービス「フクスケ(β版)」において、従業員が匿名で副業のリスクチェックが受けられる「匿名届出」機能を開発した。
同社は、企業と従業員が安心安全にダブルワークを認め合える日常を作るDXカンパニー。元来、就業時間外は会社が副業を一律に禁止することや、合理的な理由なく副業を許可しないことは禁止されている自由な時間だ。従業員のプライベート時間に十分な理解がないまま、従業員心理への配慮が欠如した制度設計、運用を続けていると、自身の申請が認められるか否か疑心暗鬼となり、申請を躊躇する傾向がある。
そこで、フクスケでは100件近くの副業申請チェックを行った結果、個別の従業員名なしでも副業のリスク判定が可能なため「匿名届出」機能を開発した。同機能は従業員が希望に応じて氏名の公開、非公開を選択して本業先への副業届出、本業へのリスクチェック、事故補償を受けられる。
企業メリットとしては、副業届出数の向上、伏業(会社に黙っておこなう副業・兼業)リスクの低減、過度なプライベート抑制の防止などがある。従業員メリットとしては、届出への心理的安全性向上、通常申請と変わらずリスクチェック可能、副業情報による各種ハラスメント防止などがある。同機能は、個別実装機能のため実装希望の企業から順に利用可能。6月30日より既存利用企業から順に案内を開始している。