2020年06月29日 14:02

地域のパン屋と消費者をつなぐプラットフォームを構築するパンフォーユーは、店舗以外でパンを販売したいパン屋のためにパンフォーユーが独自開発したシステム「パンスクモット」に、パン屋所在地と連動した「天気予報機能」を追加した。
パン屋にとって、日々の天気はその日の店頭での売り上げを左右する、重要な要素の一つ。一般的に雨の日は店舗への客足が遠のき、店頭での売上は下がると言われている。これまで店頭のみで販売しているパン屋は、天気予報にあわせて、パンの製造数を減らすという方法で対応してきたが、それでは単純に売上が減ってしまう。
「パンスク」では事前にパン屋と相談し、パンスク用パン製造数を決定しているが、パンスク発送日の5日前までに「パンスク」に申告することで、パンスク用のパン製造割合を増加させることも可能。新機能「天気予報」を活用し、店頭用パンとパンスク用のパン製造数を調整することで、天候に左右されずに安定した売上の確保につながる。
「パンスクモット」は、全国のパン屋が焼き立ての状態を冷凍したパンを簡単にインターネット上で販売できるようにするためのシステムで、現在はパンフォーユーが運営する個人向けパン宅配サービス「パンスク」と連携。一般的にパンを通信販売する際に発生するような、食品表示ラベル作成や発送伝票の作成などの煩雑な手続き・作業受発注管理を不要にし、初期費用をかけずに「パンスク」を通じて店頭販売以外の販路拡大をサポートする。