2020年06月26日 11:50

APバンク(ap bank)は、6月25日、飲食業界への支援プロジェクトとして、リモート・レストラン「rimo-res(リモレス)」を立ち上げた。
ap bankは、小林武史さん、櫻井和寿さん、坂本龍一さんによって2003年に設立された非営利組織。自然エネルギーをはじめとした環境プロジェクトへの融資をはじめ、屋外で音楽を聴きながら環境問題を考える場として音楽イベント「ap bank fes」を静岡県のつま恋にて開催するなど様々な活動を行う。ap bankでは、コロナ禍に苦しむ人々への支援策として、医療従事者などへマスクを無料配布する「PROTECT to U」や第1時産業生産者を支援するウェブサイト「Great Farmers to Table」の開設などを行ってきた。
今回スタートした「rimo-res」は、リモート・レストランの略。これは、調理済品の通販ではなく、単なる食材セットでもない。シェフが信頼する生産者の食材を使ったレシピを考案し、その料理に合わせた食材を自宅に届ける。それをシェフ自身がレクチャーするレシピ動画をみながら調理すれば家庭で厳選食材を使った一流レストランの味を楽しむことができるというもの。ここで使われている食材はすでに「Great Farmers to Table」で紹介されているものを中心に、シェフが信頼を置く生産者の選び抜かれた品質のものばかり。つまり、シェフの目利きによるプロ食材の「仕入れ」も擬似体験することになる。
なお、ap bankは同プロジェクトの販売に於ける利益はいっさい得ていない。