2020年06月24日 09:28

Khariis(カリス)は、海外の消費者・ソムリエと日本の酒蔵が繋がるアプリ「Sakeist(サケイスト)」iOS版、Android版を公開した。

縮小が止まらない日本国内とは対照的に、日本酒の輸出市場は右肩上がりで成長を続けている。しかしながら、日本酒のラベルは多くの場合日本語で記載されており、日本酒のスペックを表す「純米大吟醸」のような用語の意味を理解し、かつ、ラベルも読める消費者は海外においては極めて少ないため、消費者の数および消費量における圧倒的な拡大において日本酒業界は課題を抱えている。また、ワイン目線での用語解説や味わいについての多言語での解説・紹介するアプリや、酒蔵それぞれに異なるストーリーを英語などの言語で紹介するツールもなかった。

同社は、それらの課題を解決し、あらゆる人にとって見やすく、そして、日本酒が「世界酒」として定着するための、消費者・プロフェッショナル・酒蔵が繋がる強固なコミュニティの育成も目指し、アプリ「Sakeist」を提供開始。「Sakeist」では、ユーザーがスキャンしたお酒の画像がSNSのニュース・フィードのように表示されることで、自分が知らなかったお酒に出会える。また、ワイン・テイスティングを軸としたマトリックスで、どんな味わいの日本酒か、ひと目で分かる。他にも、画像付き酒蔵のストーリーや、日本酒を扱うレストラン検索、日本酒クイズ&用語ディクショナリーなどの機能を備えている。提供言語は、英語・日本語(2020年以内にフランス語版をリリース予定)。

Khariis