2020年06月22日 18:38

スピーディの米国法人Speedy Gallery Inc.が、Walter’s Cube と提携し、VRギャラリーを6月19日に開設した。スピーディ・グループでは、ポストコロナ時代に一層のDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めていく戦略の一環で、ロサンゼルスのギャラリーを VRで完全再現した。
いまだに自粛生活が続くロサンゼルスにあるSpeedy Gallery内の5つの展示室をすべて細密に測量し、最新のコンピューターグラフィックで作り込んだ。このバーチャルギャラリーは、ニューヨークのメトロポリタン美術館やMoMA(ニューヨーク近代美術館)の展示会からガゴシアン、ペースギャラリーなど一流ギャラリーを手掛けたVRチーム「Walter’s Cube」が手掛けている。これにより、ロサンゼルス近郊の人々だけでなく、世界中のアートラヴァーに日本の現代アートを紹介することができようになった。
オープニングを飾るのは、ロサンゼルスで活躍する日本人アーティスト、Moeko Maeda。「What is your Balance」と題して、これまでの常識が「New Normal」に置き換わる不安定な日々、自分と向き合い、自分にとってのバランス、調和を見出すというコンセプトの全14作品を展示している。
スマートフォンからVRギャラリーへ来場する場合は、「Walter’s Cube」の無料アプリをダウンロード。