2020年06月22日 16:31

TBMは、石油由来プラスチック使用量の削減に貢献する、地球環境に配慮した食品容器「LIMEX(ライメックス)Lunch Box」の販売受付を開始した。

TBMは、2011年設立。石灰石を主原料として紙やプラスチックの代替となる日本発の新素材「LIMEX」およびLIMEX製品(袋、印刷物など)の開発・製造・販売を行っている。

世界的な海洋プラスチック問題や中国のプラスチックごみ輸入規制を受け、日本政府もワンウェイプラスチックの25%抑制や再生利用の倍増、代替イノベーションの推進を掲げており、飲食チェーンでは、石油由来のプラスチック製容器を紙製容器に切り替える対応が進んでいる。一方で、新型コロナウイルスの感染拡大によりテイクアウトやデリバリー需要が拡大したことにより、家庭から廃棄される石油由来の使い捨て容器が増加している状況だ。

TBMでは地球環境に配慮したLIMEX製の食品容器「LIMEX Lunch Box」の開発に着手し、今回、LIMEXをシート状に成膜したLIMEXシートを国内の既存の容器製造工場にて真空成型加工することにより、自然素材の容器の課題として挙げられる耐水性や油染み、耐熱レンジに対応したテイクアウト容器を提供することが可能になった。また、本体と蓋が一体型の為、省スペースでの在庫保管・管理が可能であり、オペレーションの効率化につながる。同社は今後、「LIMEX Lunch Box」の販売を契機に、真空成型容器の開発、成形メーカーとの連携を強化していく。

販売価格は1万5000円(税抜、送料別)/1ケース(300枚)。

TBM