2020年06月18日 17:50

中央自動車工業は、アルコール検知器対応除菌洗浄剤「C.A.Wアルカリ電解水」の提供を6月より開始した。

アルコール検知器による飲酒検査は、バスやトラック等の自動車運送事業者には2011年より、また航空事業者や鉄道事業者にも昨年から法令により義務付けられている。一方で、新型コロナウイルスによる感染防止対策により、アルコール消毒液の使用が増える中、飲酒検査に使われる検知器は高濃度のアルコール等にさらされると反応したり、故障する恐れがある。

本製品はアルコール成分を含まず、アルコール検知器の性能に悪影響を与えない。特殊電解装置で生成し、強アルカリ性(PH12.7)で優れた除菌・洗浄効果を発揮。スリッパやカーテンのような布類、ドアノブ、窓ガラス、OA機器等、様々な場所の洗浄にも使用できる。

アルコール検知器協議会では、4月中旬、手指のアルコール消毒後の検査時はせっけんでの手洗いをすることや、検知器の近くにアルコール消毒液などを保管しない対策をまとめ、国土交通省とともに運送事業者等に呼びかけた他、全日本トラック協会は5月、携帯型の検知器を個人に持たせて活用するよう、コロナ対策のガイドライン(指針)に盛り込む等、対策が取られてきた。本製品により、アルコール検知器の除菌に際し、誤反応や故障のリスクが軽減され、飲酒検査の徹底、飲酒運転の安心安全な社会の実現に一層貢献していく考え。