2020年06月15日 11:14

KUROFUNEは、三井住友海上火災保険と連携して、在日ベトナム人向け所得補償保険を、在日ベトナム人就業者支援協会(在ベト協会)の補償制度として、6月15日より提供開始した。
技能実習生が病気やケガで長期間働けなくなった場合、傷害保険や労災保険によって治療費は補償される。労災保険によって生活費の一部が補償される場合もあるが、必ずしも十分な金額とは言えない。給与制度に時給制や日給月給制を採用している企業で働けなくなった場合、所得への影響は特に大きく、休業中の生活費を捻出できずに帰国を余儀なくされるという問題が散見されていた。この問題は病気や怪我による休業期間が長くなるほど顕著となり、労使双方にとって大きな損失となっていた。この問題を解決するために、今回、KUROFUNEは三井住友海上火災保険と連携して外国人向けの所得補償保険を作った。
KUROFUNEは、2018年2月に設立した外国人材紹介会社で、ベトナム人向けの2つのメディアを有している。この所得補償保険は同社が運営する在ベト協会の補償制度として提供していくので、この所得補償保険に加入するためには、在ベト協会に加入する必要がある。管理組合や業界・業種によらず加入可能で、会費も一律で設定。会員の年会費は1万5000円で所得補償保険の月額補償額は最大10万円、総補償額は最大120万円となっている。