2020年06月12日 15:23

マイネムは、笑顔を感知して除菌液を噴霧する装置「emmyWash(エミーウォッシュ)」を、8月下旬より出荷開始する。
「emmyWash」は、人が前に立って手指をかざすと、人の顔を判別するセンサーが起動する。顔を認識した上で、目や口の動きを中心に笑顔計測を行い、笑顔と判定されると、除菌液が自動的に噴霧される装置だ。通常の除菌液のディスペンサーと異なり、笑顔にならないと除菌液がでない仕組みとなっている。笑顔の数は、各「emmyWash」内で蓄積され、集計後、「エミー」という通貨単位に変換され、感染症対策プロジェクトへサポートや、除菌剤の提供といった寄付活動に充てられる。
「emmyWash」は、2019年6月にプロトタイプ版を製造し、新型コロナウイルス感染拡大前に全国の30箇所以上の自治体、商業施設、空港、駅、銀行、飲食店等に設置、また各種イベント会場において実験実証を行なってきた。また、国連のSDGs推進機関である「グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン」との連携で、実証実験として東京都板橋区にある板橋区立西台中学校などの教育機関でも設置を行い、感染症対策の習慣化にも寄与してきた。
提供モデルは、本体を契約者にレンタルとして貸し出し、同社指定のアルコール除菌液を毎月届ける形。利用料は、除菌液を毎月1本(500ml)送る契約で月額3500円(税別)など。契約時には、初期登録費用として1万円(税別)が必要になる。