2020年06月08日 17:30

empheal(エンフィール)は、新型コロナウイルス感染症の状況下における企業の在宅勤務状況とその健康状態、仕事への集中力などのパフォーマンスに関連する調査結果を公表した。
まず、在宅勤務になって「モチベーション」が増加したと回答した人は16%に留まり、一方で、34%と約2.1倍の人が「モチベーション」が減少したと回答した。年代別で分計すると、傾向としては、いずれの年代においても「モチベーション」が増加した人の割合はほとんど変化がないものの、「モチベーション」が減少した人の割合は、最も若い20代をピークに、40代に向けて低下する右肩下がりの傾向を示していた。「モチベーション」の変化は、ITリテラシーや普段からの遠隔コミュニケーションの親和性にかかわらず生じていることが考えられる。
また、業務に対する集中力・モチベーションの低下は、業務上のコミュニケーションの減少・業務量や業務時間の減少と関連している可能性が示唆された。さらに業務に対する集中力・モチベーションが低下している従業員は、全身的なだるさ、疲れ、倦怠感の増加を経験している割合が高く、また、全身的なだるさ、疲れ、倦怠感が増加している従業員はストレスを示す要素が全体的に高い傾向に。
くわえて調査対象者全体において、腰・肩・首すじのこり・痛みや、眼精疲労を自覚する従業員の割合は半数を超えており、長期化することで業務に対する集中力・モチベーションの更なる低下リスクが懸念される。