2020年05月28日 18:38

伊藤忠エネクスが取扱う「GTL燃料」が、戸田建設の旧本社ビル解体工事現場の重機向け燃料として、2020年3月より使用が開始された。今回の「GTL燃料」採用は、東京都内において大手建設会社が建設現場の重機(全8台)向け燃料として「GTL燃料」を正式に採用した、初めての事例となる。
戸田建設では、エコ・ファーストの約束(環境省が進めるエコ・ファースト制度に対し、企業が自らの環境保全に関する取組みを約束するもの)、SBTイニシアチブ(気候変動など環境分野に取組む国際NGOのCDP、国連グローバル・コンパクト等による国際的な共同計画で企業のCO2排出削減目標を認定しているもの)において、事業活動におけるCO2排出量の削減目標を設定。その目標達成を通じて、脱炭素社会の実現へ貢献している。
GTL燃料の使用は、現在該社の建設事業に欠かすことのできない、建設機械の燃料となる軽油の使用により排出されるCO2排出量の削減に効果を発揮。また、GTL燃料には煤が出にくいといった効果(NOx(窒素酸化物)、PM(ばい煙や粉じんなどの粒子状物質)を削減出来る環境負荷の少ない燃料)もあるため、今後トンネル工事作業所での使用等にも検討されている。
エネクスグループでは、経営理念「社会とくらしのパートナー」のもと、エネルギー企業としてエネルギーの安定供給を行うとともに、今後も低炭素社会の実現、環境負荷低減、持続可能な社会への貢献を目指す。