2020年05月28日 18:29

三条特殊鋳工所は、鋳物機械部品作りの薄肉技術を応用した、薄くて軽い鋳物製フライパン「UNILLOY フライパン」の新商品28cmを6月1日に販売開始する。

「重くて分厚い」イメージのある鋳物製フライパン。熱伝導率に優れているのはもちろん、蓄熱性の良さから根強い人気を誇っている。とはいえ、鋳物製フライパンを前から取り入れてみたいと思ってはいるものの、その重さから買うのを諦めてしまったという人も多い。三条特殊鋳工所は、熱伝導率、蓄熱性という鋳物本来のメリットを残しつつ、「重い」という課題をクリアし、毎日使える鋳鉄製フライパンを開発した。

市販の重厚な鋳物製フライパンの厚さが4~5mmなのに対して、「UNILLOY フライパン」の厚さは2~2.5mm、重さにすると約半分。軽さと高い熱伝導率、蓄熱性というメリットを両立する最適な薄さを実現した。「GLOBAL」など数々の調理器具を手掛ける山田耕民さんによるデザイン。加熱時に熱くないよう、火元から取っ手をなるべく離し握りやすい角度に設計されたハンドル、清潔を保てるように接合金具を使用しない一体成型を採用。同様のコンセプトで既に販売している「UNILLOY 鋳物ホーロー鍋」は、ドイツの「レッド・ドットプロダクトデザイン賞におけるベスト・オブ・ザ・ベスト賞」を受賞するなど世界的に高い評価を受けている。

UNILLOY フライパン」28cmは6月1日発売。